生命保険@deep

生命保険について深く深く…生命保険の評判

新規契約と契約保有高で保険会社を見極める

 
■ 新規契約と契約保有高
 
生命保険会社の規模を計る物差しの一つとして契約保有高が用いられますが、やはり総資産額と同様に日生、第一、住友、明治安田のビック4が他の生保とは保有額の桁が一つ違う位に、抜きん出ています。

ところで、個人が契約している生命保険の死亡保険金額の平均額が、2005年度末に15年ぶりに1000万円を下回ったという記事が日経に掲載されていましたが、一つには特に保険消費者の保険に対する意識変化と、低額な保険料の共済の普及と医療保険等への消費者ニーズの構造変化が起こったと思われますが、なによりも今までのような世帯主に数千万もの多額の保険金を云われるままに契約していたのが、誰もが同じ様に所得が伸びない時代に消費者が、ある意味で本当に自分自身に必要なものは何かと、模索し始めたのではないかと思われます。

自分自身の営業経験からも、死亡保険金額は相対的に下がっているだろうと感じていましたが、Webサイトにディスクロージャーを掲載するようになって今回初めて、この日経のニュースから主だった生保各社の死亡保険金額の平均を出してみようと思いました。
今までは新規契約も保有契約も契約金額で表示していましたが、数十兆といわれても一般の人にはイメージしずらいので、今回から件数表示しました。下記に各生保の契約平均保険金額を掲載しました。総資産の規模で20位まで順番に掲載しました。

尚、契約金額は個人保険と個人年金保険の合計額を契約件数で割ったものです。個人年金保険は新規契約に付いては、年金支払い開始時における年金原資です。保有契約高に付いては、上記の年金原資と年金支払い開始後の責任準備金を合計したものです。
実際にこのような形の表にしてみると、今まで思っていたイメージどうりの生保もあれば、例えば規模の違いが有るけれど大同や、プルデンシャル生命はそうでした。

アレと思ったのがソニー生命でした。以前ソニー生命のCMで、「コンサルティングによるオーダーメイドの保険を提案します」といったキャッチコピーがイメージとしてあったので、こうして結果を見てみると以外に思いまいた。こうした数字の表示を見ていると、例えばアフラックは医療やガン保険という特長が出ています。数字から、何となく生保の姿を推測するのも面白いものです。

2006年3月期決算の数値を参考にしています。

■ 新規契約と契約保有高の平均保険金額
保険会社
新規契約件数(千) 新規平均保険金額 保有契約件数(千) 保有高平均保険金額
日本生命 1.342 1.140万 15.958 1.590万
第一生命 1.187 1.090万 12.672 1.500万
明治安田生命 1.037 620万 11.478 1.260万
住友生命 1.324 850万 11.256 1.430万
三井生命 250 740万 3.391 1.380万
太陽生命 314 900万 4.736 370万
大同生命 245 1.740万 2.147 1.840万
朝日生命 1.357 1.100万 8.336 620万
富国生命 521 590万 3.710 980万
アリコジャパン 1.131 280万 5.893 360万
アフラック 1.505 90万 17.951 40万
アクサ生命 269 530万 3.865 370万
ハートフォード 165 720万 399 710万
ジブラルタ生命 304 620万 3.889 540万
ソニー生命 512 660万 3.845 750万
AIGエジソン生命 218 390万 2.289 400万
ING生命 191 670万 543 1.080万
東海日動あんしん 361 570万 2.057 610万
プルデンシャル 253 1.210万 2.002 1.180万
AIGスター生命 173 430万 1.752 620万
カテゴリー… 生命保険会社を見極め.

生命保険@deep