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自動車保険ランキングから保険会社を見極める

 
収入保険料に占める自動車保険割合の高さ

2007年の中間決算では、正味収入保険料部門を見てみると各社微増、微減と言う程度ですが、資産運用収支の増加が経常利益を大きく押し上げています。保険財務力格付けもワンランク評価がアップした損保も多いようです。また事業経費比率が前年度対比殆どの損保(ソニー損保・日本興亜火災を除く)が増えているのは、保険金不払いの調査費や再発防止のシステム整備等がコストを引き上げる原因になっていると思われます。

正味収入保険料の内訳を見てみると、自動車保険料収入がどの損保も収入保険料に占める自動車保険割合の高さを示しています。
その一方で、自動車保険市場は、商品・サービス開発競争、価格競争の激化の反動として複雑な特約付加等による保険金支払い漏れ、不払い等の問題も出てきたことにより、保険金不払いの再発防止と、適正な保険契約募集体制の整備等から引き続きコストが上昇要因になるものと思われる。

少子高齢化はどの分野でも消費に影響を与えますが、消費者の価値観の変化や景気動向を受け、低価格車の販売が増加するとともに、買い替え期間が長期化等、市場環境は厳しくなりこれからは多種多様な販売方法でパイの奪い合いが一段と激しくなるものと思われます。以下は2007年度中間決算による自動車保険の(自賠責除く)各分野のランキングです。

■ 自動車保険何でもランキング ■ (単位:百万円)
順位 自動車保険料収入 自動車保険料収入割合 保険金支払い 損害率
1 東京海上日動
(435,844)
ソニー損保
(87,2%)
東京海上日動
(255,584)
ニッセイ同和
(65,6%)
2 損保ジャパン
(330,201)
あいおい損害
(55,5%)
損保ジャパン
(194,189)
共栄火災
(62,2%)
3 三井住友火災
(277,900)
富士火災
(54,5%)
三井住友火災
(171,821)
三井住友火災
(61,8%)
4 あいおい損害
(238,061)
日新火災
(52,5%)
あいおい損害
(132,953)
日本興亜火災
(59,3%)
5 日本興亜火災
(166,439>
ニッセイ同和
(50,5%)
日本興亜火災
(98,854)
損保ジャパン
(58,8%)
6 富士火災
(80,861)
損保ジャパン
(47,9%)
ニッセイ同和
(53,019>
東京海上日動
(58,6%)
7 ニッセイ同和
(80,730)
日本興亜火災
(47,1%)
富士火災
(45,682)
日新火災
(57,0%>
8 日新火災
(37,758)
東京海上日動
(45,4%)
日新火災
(21,547)
富士火災
(56,4%)
9 共栄火災
(32,254)
三井住友火災
(41,6%)
共栄火災
(20,084)
あいおい損害
(55,8%)
10 ソニー損保
(23,966)
共栄火災
(38,7%)
ソニー損保
(11,681)
ソニー損保
(48,7%)
・三井住友火災「もどリッチ」は払い戻し保険料控除ベース
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