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生命保険について深く深く…生命保険の評判

保険相談の本音と建前について


営業の世界というものは、とにかく何らかの形で数字を残してなんぼの世界です。保険相談としてもそれが保険セールスでもあります。常に数字のプレッシャ-を抱えながら、保険の相談から入りさまざまなセ-ルスト-クを駆使し成約していく過程での言葉には、本音と建前があります。保険営業現場でも、日頃よく耳にする保険セールスと保険相談でのそんな言葉の裏表を解説します。

▼ 今度新しい保険が出ましたので、説明にきました。

確かに、最近生保各社が、保障内容の充実を図るような内容の商品を出しているが、何だか特約テンコモリのような感じで、生保会社が収益改善の為に売りたいだけの話であって、外務員も手数料や成績評価の数字がいいので、それを保険相談をきっかけにして売ろうとするだけのことである。

いくら新しい商品といっても、自分自身の目的にあっていなかったり、必要性がなければ、何の意味もない。こんなことで、予定利率のいい時に加入した保険を、替えられてしまってはたまったものではない。

▼ 今解約をすると損ですよ。

何を持って損というのだろうか、金銭的な面からいえば全期間掛けても元金が戻ってこない保険が多いのが現状の中では、自分のニ-ズを満たさない不要な保険であれば掛ければ掛けるほど、契約者は損になる。

特に早期解約は外務員の成績にも影響するし、生保会社も早期解約防止に力を入れているので、出来るだけ何とか理由をつけながら継続してもらうよう説得する。もし解約したいのであれば、外務員やその支社の頼まずカスタマ-センタ-に依頼する方がベタ-。

▼ 今の保険を下取りにすると、そんなにも保険料は上がりませんよ。

10年更新型の定期付き終身保険の更新前に、このト-クを多くの人はよく聞いているだろうし又、どうすればいいかと言う生命保険相談が一番多いもの確かだ。

予定利率の高い現契約を解約して、一時払いの終身保険を新規の保険に組み込むのだから、当然その部分は月払いとして払わないのだから、安くなるのは当たり前だし、予定利率の低くなった現在(貯蓄性の保険料は高くなる)悪くすれば、終身部分も以前より薄くされて、払いこみ年数を以前より長く設定すれば、特約を目一杯つけても短期保障型にすれば、安いのは当たり前である。

▼ 保険は若い時に加入する方が得ですよ。

新入社員の皆さんは、職場に来る生保レディ-からこの言葉をよく聞くと思われますが勿論、保険料は若い方が安いのですが、要は必要がなければ安くても無駄だと言うことです。売る方にとっては客を囲んでしまいたいだけの理由です。やがて結婚、子供が出 来た、その都度保険を売る口実が出来るので、出来るだけ若いうちに囲い込みするだけの理由です。そして生命保険は本来は生命保険の相談をしてコンサルティングがあるべきなのだがそのようなこともないのが当たり前。

余談ですが、先日有る顧客から電話が有り息子が会社で入らされた、保険の内容を説明して欲しいとのことで訪問すると、会社に毎日のように来て昼食時も食堂に来て前に座って一緒に食べる始末、息子も付きまとわれるのが嫌で訳もわからないで加入してしまったとの事。げに、恐ろしやこのパワ-と言うよりまるでスト-カ-。

▼ 貴方の加入している××生命は大丈夫ですか。御相談に応じます。

この話法は、立派な保険募集取り締まり法違反で有る。いくら大手生保と言えども他社を誹謗、中傷して契約を取るのは、まるで火事場泥棒のような感じがする。問題は、客にどんな内容の保険を勧めているかである。こういった営業員に限って、破綻後の契約者保護機構の行うスキ-ムもきっちり説明できない。

とまあ、色々有りますが生命保険の単なる相談であってもよく言葉の裏を考えましょう。

カテゴリー… 生命保険の設計.

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