生命保険@deep

生命保険について深く深く…生命保険の評判

損保系生命保険会社のはじまり

  • 1981 損保ジャパンひまわり生命(アイ・エヌ・エイ生命)
  • 1996 東京海上日動フィナンシャル生命(スカンディア生命)
  • 1996 共栄火災しんらい生命
  • 1996 富士生命
  • 1999 損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命(ディー・アイ・ワイ生命)
  • 2001 あいおい生命(1996大東京しあわせ生命+1996千代田火災エビス生命)
  • 2001 日本興亜生命(1996日本火災パートナー生命+1996興亜火災まごごろ生命)
  • 2001 三井住友海上きらめき生命(1996三井みらい生命+1996住友海上ゆうゆう生命)
  • 2002 三井住友海上メットライフ生命(三井住友海上シティインシュアランス生命)
  • 2003 東京海上日動あんしん生命(1996東京海上あんしん生命+1996日動生命)

☆勝手に考察

・ほとんどの会社が1996年に設立されています。この1996年(平成8年)という年は、『金融ビッグバン』が打ち出された年です。

『金融ビッグバン』とは、《銀行/証券/保険という業態別に分けられていた金融業界の垣根を撤廃して、開かれた市場にしよう》という構想でした。

…そう!それ以前は、銀行の窓口で「保険商品」を販売するなんて、あり得ない現象だったのです。

・1996年8月、『金融ビッグバン』にいち早く従って、「生命保険会社」が「損保の商品」を、「損害保険会社」が「生保の商品」を販売できるようになりました。

(販売する商品が増えたら、単純に、業務が増えるだけでしょ!)…って思いました?…確かに、商品を販売している営業の人々にとっては、そうでした。

でも、会社を経営する人々にとっては違ったようです。

(業務が増えたら大変じゃん!)と思ったのか、お金が有り余っていたのかは知りませんが、増えた分の業務だけ専門に行う会社を、別個に創ってしまったんですねぇ。

・かくして、「損害保険会社」は『損保系生命保険会社』を、「生命保険会社」は『生保系損害保険会社』を設立したワケです。さて…コレってどうだったんでしょう‥?

「顧客」にとっては、やたら『窓口』が増えて煩わしいだけだったかもしれません。

「営業」にとっては、(業務が煩雑になったし、従来の協力関係は敵対関係になっちゃうし~‥!)と、半ば迷惑だったかもしれません。

・そして「会社」にとっては…(半数近くが合併したけど、「元祖国内生保」と同数存続してるんだからイイでしょ!!)…といったところでしょうか。

でも、な~んか、無駄にお金と人を動かしたような気がするんですけどぉ‥。

…これは、あくまでも推測です。悪しからず‥。

カテゴリー… 生命保険会社の変遷.

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